深淵の刻が来るとき、世界は闇に包まれる――

これは、そんな世界の7人の王たちの戦いの物語である。

(ジャンル:ファンタジー)(全4話/144分3秒)

(2019年冬 完結)

登場人物紹介

(illustrator:玉置)(※無断転載は固くお断りさせて頂きます)

各国の人々の紹介はこちら

アルフレッド(CV:白山)

今作の主人公。農作の国の少年王。純粋で溌剌とした性格。他に王に立候補する者がいなかったため、欠席投票で決められた。元老院のおじいちゃん方に支えられ、自らもよく言うことを聞くが、王族らしからぬ振る舞いと農民のような垢抜けない容姿で、諸王会議の度に馬鹿にされる。

エメリナ(CV:リンハイ)

森と湖の国の女王。おっとり世間知らずなお嬢様。土地が肥沃で平和、家臣達に戦争の実情を知らされていない。着飾ること、優美なもの、悠々と過ごす時間が好きな、いわゆる「お嬢様」「お姫様」。

フレイ(CV:玉置)

炎と傭兵業の国の女王。シビアで高飛車、何かと発言が過激。金銭面のやりくりから内政、軍事も自ら前線に出るレベルでこなすが、強迫的になりやすい。正しく「女帝」の風格に相応しいが、やや威圧的すぎるきらいがある。

アウグストゥス(CV:石ゐ一輝)

教会と貿易の国の王。怜悧、冷徹。物腰柔らかで穏やかな仮面を外さないが、「何を考えているか分からない」「腹に一物ありそう」と言われる人物。大陸内でも有数の信者数を誇る教会の教皇であり、更に商業国家を吸収(禅譲:実際にはギルド盟主暗殺)したため、貿易も教会の支配下に置いてある。いわゆる超強国。他国からは、揶揄として「【完全なる秩序】(パーフェクト・オーダー)の教皇王」とも呼ばれる。

カストール(CV:朝凪)

星読みの国の若き王子。今作メイン時間軸では滅亡済。いち早く‘この歴史’の終焉、輪廻の運命に気付いてしまい、絶望の内に喉を突いて自殺。聡明で臆病な人柄、人一倍強い予知能力を持っており、教会と貿易の国の王から敵視、何度も暗殺を試みられていたが、予知能力でかいくぐっていた。

ホワイトホース(CV:アナゴ)

商業と貿易の国の王。「白き駿馬」の異名を取る原住部族の部族長。今作メイン時間軸では滅亡済。中央的な教育は受けていないものの、非常に聡明な人物で商才に長ける。人の心の機微に聡く、教皇王と炎帝が自らの国に肉薄しようとしていたことは知っていた。殺されるならば炎帝に、と思っていたが、教皇王の手の者に暗殺される。表向きは、「病死したところを、教皇王が看取った」という、何ともきな臭い噂に死の真相が隠されている。

イルククゥ(CV:らみゅ)

人を阻む天険の国(亜人の女王が竜と共に暮らす国)の女王。今作メイン時間軸では滅亡済。勇者のみが、天険の頂に至れるとされていた。そこに至った者は今までもおらず、また女王も諸王会議には出席しない。「隠者王」とも呼ばれるが、彼女もまた、星読みの王子と同じく、この歴史の終焉と繰り返しについて知っている人物である。メガネを掛けることもある。実はふわふわーっとした性格。争いから下りるため、自ら炎帝の前に姿を現し、自らの魂の分身である髪飾りを彼女に託した。
耳は竜のそれ、肌には鱗が生え、人前に出る際は(標高の低い所へ下りるには)特殊なパイプを吸っていないといけない。体から薔薇のような芳香がするが、本人にとってはコンプレックスらしく「いい匂いだな」などと言うと顔を真っ赤にして否定する。感情が高ぶると周りに花が咲く。

第一話 『戦端の幕開け』 (23分2秒)

第二話前編 『湖の国の陥落』 (12分51秒)

第二話中編 『炎帝フレイの過去』 (11分58秒)

第二話後編 『商業国家の繁栄と最後』 (11分7秒)

第三話 『 星読みの国の末路/星の羅針盤 』 (33分41秒)

最終話 『教皇王アウグストゥス/クラウン・オーダー』 (51分39秒)

(各話のyoutubeページが別ウィンドウで開かれます)